ユニクロの大戦モデルから、今後の古着ブームを考えてみる。
ユニクロから今月半ばに、デニムトラッカージャケットなる商品が販売された。
月桂樹ボタンにフラップ無しの片ポケット、背面のシンチバック付きのそれはー 正に今大人気のリーバイス大戦モデル風なのである。それでいて、金額は税込5,990円。凄い、流石ユニクロ。でも、絶妙に欲しくない。
洋服の中で、デニムジャケット程心が躍るものはない。ジーンズは勿論好きだが、それ以上にジージャンが好きなのだ。全ての洋服の中で、ジージャンが一番好きだといえる。何故なのかはわからないが昔から好きなのである。
今回のユニクロのデニムトラッカージャケットは、月桂樹ボタンだがボタンの数が5つ。本来大戦モデルは物資統制の関係でボタンが4つなのだ。ファーストタイプの片ポケットのフラップを外すのであれば、ボタンの数は4つで良い。勿論ボタンが4つになる事で、洋服本来の着易さからは外れてくるのだが、大戦モデルをやるのであれば、ボタンは4つにして欲しかった。
数年前ではあるが、木村拓哉さんが 原宿のベルベルジンとリーバイスの企画の大戦モデルのセットアップを着ていた。もうそれからと言っても過言ではない程、リーバイスの大戦モデルの人気は爆上がりなのだ。いまだに、カジュアルファッションにおける木村拓哉の影響は恐ろしいものがある。
因みに、片ポケフラップなし(リーバイスファースト)の5つボタンのジャケットは1920年代には実際あったらしい。でも、そんな事はどうでも良いのだ。だって今流行っているのは大戦モデルだもの。
ボタンの数や背面のスプリットバック(Tバック)の有無も大事だが、一番大事なのはデニムの色落ちと風合い。
この点については、現行のリーバイスの大戦モデル(カイハラデニム)も、ベルベルジン規格のコーンミルズの大戦モデルも、オリジナルには及ばない。
リーバイスのジャケットとパンツ(ジーンズ)は元々作業着だからなのか、セットアップで着れる様に品番がついてあったらしい。
ファースト 506XX
セカンド 507XX → 501
サード 557XX → 551ZXX
4th 70505 → 505
5th 70506 以降は多分501自体の形が変わってきたので、何でもよいのかも(笑)
ファーストは片ポケ、セカンドは両ポケ、サードが立体裁断で4thは着丈が長くなり、5thはハンドウォーマーがつく。
私が一番好きなのは、557XXと70505だ。形は普遍的だが、色落ちが絶妙なのだ。
随分と長い間、デニムジャケットにハンドウォーマーが付くと、ダサいとか邪道とか言われてきた。
しかし、この数年前から続く古着・ヴィンテージブームにより状況が一変する。
物がないのだ。
ない物は、高くなる。金額が高騰する。
これまで、リーバイスだと70505まであったビッグEの赤タグよりも、どうかすると70506のブラックのジャケットの方が高くなっている!
全てにおいて言える事は、made in usa の商品自体のタマ数が減っており、その中でも流行や着こなしの関係で
人気のあるものの金額が 爆上がりしているのである。
話を戻すと、ユニクロがリーバイスの大戦モデル風ジャケットを販売した。メルカリでほんの少し、プレ値が付く程の人気で、その内 子供や洋服に興味のないおじさん達も購入する事だろう。
流行りものは昔から、近所の子供達やおじさんおばさんまで行きつくと、次の流行に切り替わると言われる。
それで良いと思う。古着ブームなんて、とっとと終わってほしい。ましてや、これ以上古着の金額を上げないでほしい。
だって、私が買えなくなるじゃないか。
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